村上龍 読書

自分と世界の境界線を失う系ホラー集『魔法の水』

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あらすじ

現代ホラー傑作選第2集『魔法の水』は、村上龍編であり、最終編は「ペンライト」として村上自身の短編が掲載されている。

初出ではなく、『トパーズ』で娼婦として出てきた、二人の人格を持つ女の話だ。

ほかのも、そういう感じの怖さのジャンルだった。
ホラー集と一口にいってもゾンビとか怪獣とか生存を脅かされる恐ろしさから、誰が犯人かわからない密室での恐怖とか様々だが、収録されているのは自分の他人との境界線がわからなくなるタイプのホラー。
死ぬのと自分の境界線がわからなくなるというのは自分が消えるという点で同じことだ。

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