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GIFでみる鹿児島市~部屋でできる宝探し~

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人間が作ったもので何百年、何十年も前からそこにあるものはどれくらいあるんだろう?
人が当時の最先端の技術で作ったものなどが、寂れた場所でひっそりと当時の姿のまま残っているのにロマンを感じる。
橋、トンネル、道路、防空壕、険しい山中の神社…
いっぽう石ころとか川はずっとあるんだろうが感動はない。

人工物の意匠などが時代の一瞬を記録しているからだと思う。

博物館にあるようなものはなんか違う。
生の感じがなくてつまらない。ひっそり感もない。

満足を満たすようなものを見つけるためにはどうしたらいいんだろう?
地図を見れば早そうな気がする。昔と今を比較すれば、わかることは多い。たとえば新しいトンネルの周りには必ず旧道があり、曲がりくねった山道や、旧トンネルがある。下調べして、当時につながるようなものを実地で探索すればよいわけだ。

古地図を今の地図と比較すると、多くが変わってしまっていることがわかる。
都市部は建て替えが進むため、面白そうなものはほとんどないのかもしれない。

狙うべきは、一時はすごく栄えたが今ではそうでもない…ようなところ。
その意味で鉱山や炭鉱は有望だろう。鉱物は掘るのにも運ぶのにも手間がかかり、機械化と人がかかせない。
何もないところに重資本をたくさんつぎ込んで設備、交通路、人の泊まるトコロを整備しないといけない。
しかしずっと栄えるわけではなく、落ち目がきたら設備だけ残して人は引き上げる…ロマンのいっちょ上がり、軍艦島とかがいい例ですね。鉱脈を発見した、鉱山ができたというのは聞かないので、これから増えず貴重なものになるだろう。
あ、でも過疎で人がまったくいなくなったりすると見物スポットとしてはちょっとおもしろいかも(不謹慎?)…。

というわけで、鹿児島市には歴史的建造物的におもしろいものはほとんどない。戦乱で焼けた定説通り残っているものも少ない。だがせっかくなので調べた方法をまとめた。住んでいる地域を見てると宝探しのようで面白いかも。

今と違う点を見つけ郷土資料で調査するといった自由研究なんかにも使いやすいかもしれない。地域に愛着がもてそうだし。

変化を見る方法

古地図はネット上で閲覧することができる。
別に怪しいものではなく、スタンフォード大学のデジタルリポジトリでパブリックドメインになっているものである。
全国の最高14491 x 11619px の超高画質のスキャンデータを利用できる。すごい。

測量は大正4年~5年(1915~1916年)、大日本帝国陸地測量部とある。戦後日本から接収したものな気がするが、これが敗戦国ということなのかもしれない。なんにせよ、地図を利用できることに感謝。

今の地図は国土地理院の地形図を使う。これも当然ネットで見れる。

2つを眺めるだけでもいろいろわかるが、せっかくなので合成してみるとよくわかっておもしろい。
合成はパワポで2つの画像を読み込んで透過率を変化させてスクショを取り(※画質が落ちる)、GIFでまとめるとよい。専用のツールないのかな。

結果はこのようになる。※新→古。逆だ!後から思った。

原型がないように見えるが、甲突川や鹿児島本線を見るとそのままだとわかる。※表示の都合でブラウザでは文字までは見えないと思います。

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