私見

世の中には本物のカニカマとニセモノのカニカマがある

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どうもKijimaです。
もうそろそろカニの季節、まだ早いですかそうですか。
ということで今回はカニカマについて語ろうと思います。

カニカマとの思い出

初めて出会ったのはいつかわかりませんが、物心ついたときからカニカマには親しんでいたと思います。

親が家にいるときが少なかったので、よく腹が減った時には「のりまき」をして食べていたんだよね。

正方形のでかい味のついてないのりに、アツアツの白飯をかけ、マヨネーズをかけて、カニカマをのせて食べる、そんな食べ方をしていたのがほとんど。
たまに、キュウリをいれることもあったかな。

カニカマ。

なぜか家に常備されていたのでよくよくその存在について考えることもなく、ただいれると10%くらい豪華さが増すものくらいのものとして捉えていました。

ホンモノのカニ

ところでカニカマを語るには、同時にホンモノのカニを食べたことがあるか?という経験について語らねばなりません。

ホンモノを知ったのはあれは確か中学1年か小学生6年くらいのときだったと思います。

なぜか親の羽振りがよく、ホンモノの蟹を2ヶ月に1回くらいで食べていた時期があったのです。
あのときなぜ羽振りがよかったのかは、今でも聞くことができないです。怖い。

ホンモノのカニはうまかった。
太かった。
歯ごたえがしっかりしていたのにぽろぽろしていた。
カラを取るのがすごく面倒だった。

しかし、ホンモノを知ってからもカニカマを軽蔑することはなかったのです。
「アレは高級なカニで、いつも食ってるカニカマは安いカニなのだ」と思っていたのです。

そして3,4年たったあるとき、カニカマの「カマ」はカマボコのカマだということを知り、ちょっと騙された気分になりました。

しかしそれほど衝撃を受けなかったのは、カニカマがカニらしさを全面に押し出していなかったからかもしれません。
というのは、外見は似せてあれ、全く別物であったからです。
味なんて別物だし、細いし、歯ごたえもまるで違う。

彼(カニカマ)はのり巻きの友として確固たる地位を獲得していました・・・。

そう、おとといまでは。

ファーストコンタクト

普通にコンビニでバイトをしていた日のこと。
冷凍惣菜コーナーで、あるものが目に止まりました。

「海鮮スティック」・・・商品説明にはカニ風味かまぼこ、とあります。

バイトが終わってから食べてみることにしました(もちろん買って)。

まず外見からして、太い。赤さ、模様もカニっぽい。
あのただ赤いだけの安カニカマとは明らかに違います。

だからこそ同時に、こいつはカニの皮をかぶったカマボコだ。
一線を超えてしまったな、とちょっと怒りさえ沸き起こり、これ買って食ってパチモン呼ばわりして鬱憤でも晴らすか、そういう気分になりました。

まあいわば弱者をいたぶってストレス発散というやつです。

Waooooooo!

うまい。
うまい。
うますぎる。

ホンモノのカニだ。


何年ぶりだろう・・・がたしかにこれはカニでした。
少なくとも数年前に食べたカニレベルでした。

味、外見、ポロッとした繊維、太さ・・・。
なんだこれは。

いままで食ってきたカニカマとはなんだったのか。
まるでカニカマのパチモンじゃないか・・・。
ニセモノのニセモノ。過去のカニカマがそんな感じさえしました。

オレのなかのカニカマ観が大きく変わった、歴史的瞬間でした。

 

 

あとから明太マヨ風味も食べてみました。

自然じゃありえない、カニの中に明太マヨが入ってるというのが新鮮でした。

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