村上龍 読書

主張はシンプル―『海の向こうで戦争が始まる』

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あらすじ

海辺できれいな女の子、フィニーと過ごしている、画家の「.僕」。
絵はすすまず、ただ彼女を眺めていた。
そのうち海の向こうに島、街が見えだした。

街は祭りで湧こうとしていて、異様な興奮に包まれている。
いろんな人間がいて、それぞれの視点で語られる、街の祭り、そして戦争。
想像と現実が、交差する。

よくわからないのでググる

作品の意図がよくわからなかった。
次々登場人物が変わる系はどうにも苦手だ。
それぞれがどういう意味?ということがよくわからないことが多い。
詩とか俳句が理解できないのと根は同じ気がする。

Wikipediaによると、「ある種の一つの現実」や登場人物が「破壊」や「戦争」を望む姿を巧みに描いたものとして評価されているらしい。
そんなにシンプルなんですね…。

あと梶井基次郎の『檸檬』にも似ているくだりがある、とも書かれている。
たしかに妄想をふくらませる、というところは一緒だ。

村上は梶井基次郎『櫻の樹の下には』をもじったタイトルのエッセイを出していたから、愛読者なのかもしれない。

『限りなく透明に近いブルー』に続く2作目

本作は処女作『限りなく透明に近いブルー』に続く2作目の作品である。
あとがきにあったが、最初の作品が作家のレアな体験で書けるのに比べ、2作目に体験は少なくなるが1作目の経験で書け、3作目以降は想像力を発揮する必要があり、作家の力が試される、ようだ。

つまり2作目が一番むずかしいということだ。

1作目は体験や知識がある。想像力はない。
2作目は体験が少なく想像力も少ない。
3作目以降は、知識を得て想像力を使って織り交ぜればいい。

私は今作であまり意味が見いだせなかった。
むずかしく、あまり出来もよくないと思う。
一般的な評価はどうなのかわからない。

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