10月に入り、秋を体感することが増えた。
秋や冬は火事がよく起きる、当然乾燥するからだ。
同様の被害は目でも起きる。
目の乾きと痛みが深刻化するのだ(夏でもひどいのに)。
夕方は目も開けていられないほど乾くようになり、非常に憂鬱な気分になる。
目薬やホットアイマスクも、直後はよいがすぐに乾くし、寝起きの不快感は避けられない。
しかしそれでも私にはやらねばならないことがある、本を一日一冊ペースで読んでいかないといけないのだ。
読書でなくてもパソコン、書類、運転…大量に見なければいけない人は多いだろう。
見なければ仕事にならない。
それぞれの日で目の疲れに差があることはわかっていたので観察した結果、この問題を「散歩」によって解決できることを発見したので、説明する。
目の疲れ、ドライアイに「散歩」が効く3つの理由
以前、ドライアイ対策についての記事を書いた。
目薬とかホットアイマスクによって、目の潤いを保つという方法だ。
今考えるとじつに対症療法的な試みであるが、一応それでも夏や初秋はどうにかなる。
散歩は根本的な方法である。
結局散歩かよ、と思うが、私はスポーツを一切しないので気付かなかった。
車や自転車だけ、という人も多いと思う。
現代人はパソコンやスマホの増えたほかに、運動が少ないからドライアイが多いといえる。
以下、散歩が目に良い3つの理由を説明する。
※私は科学的な目のメカニズムについて専門的知見を有しているわけではない、ワイドショーレベルである。
散歩がキクというのは結果論的な知見であり、たぶん間違いない。
体感的には、散歩>ホットアイマスク=目薬。
運動が血行を良くする
血行が良くなると栄養的なものも循環しやすくなり、涙を分泌しやすくなると考えられる。
また、目の周りの筋肉群も活性化し、本来の働きをしやすくなると思われる。
つまり、涙の保全だ。
眼球とまぶたの裏の空間をより大きくし、涙とも言えない湿潤な体液で満たすことで、一回のまばたきあたりの「涙供給量」は激増する。
どの競技でもプロスポーツはまばたき一つで勝敗が決まる厳しい世界だが、風や砂、ホコリにさらされる過酷な環境にいるにも関わらず、目をショボショボさせないのも、血行と関係があるのだと思う。
運動が体温を高める
体温を高めることで血行がよくなる。
上の理由とダブる部分が大きい。
ホットアイマスクの気持ちよさは温めることから生まれるが、冷えてしまえばすぐ元通りになる。
体の内側から温めないといけないのだ。
散歩で体全体の温度を上げることで、その分目は温まることになる。
遠景を見ることで筋肉が和らぐ
目にはピント調節筋、というものがあってそれがこると目が疲れを感じるらしい。
ずっと近くを見て筋肉が固まると、近視になる。
筋肉が固まるというのがよくわからないが、猫背、近年流行りのストレートネック(スマホ首)と似たようなものなのだろう。
つまり、ある種の筋肉は寝転んで寝て休ませるだけで十分ではなく、正しい負荷をかけてやらないと休まない、ということだ。
ピント調節筋においては遠景を見ることになる。
ただし異常につまらないので、散歩して風景を変えてやればいい。
ジョギング中だと転びぶつかり、運転中にやると事故り、川辺で遠景を眺めると自殺者に間違われるので、散歩がよい。
本格的に目が疲れる前に、散歩をすることをおすすめする。
たとえば朝10分だけよりも、朝5分昼5分の散歩の方がよい。長さよりも頻度が重要だ。