事件の概要
記事元:https://mainichi.jp/articles/20170516/k00/00m/040/115000c 台頭区高3殺人事件。 交際していた高校生のカップルの男のほうが女のほうを殺したという痛ましい事件。 被害者の直接の死因は火災である。暴行した後に放火されたようだ。 この事件の報道で語られるのが、加害者の高校生男子のスマートフォンの検索履歴に 「油での火の付け方」「道に生えている毒草」があったということだ。
検索履歴
このニュースがなぜオレにすごく他人事として感じられなかったのか。 痴情のもつれとか男女交際したことのないオレには全く理解できないと 片付けられてもよかったのにもかかわらず、何がそんなに気を惹かせたのか。 途中でオレのコンプレックスが出てしまったが、その理由を書こう。 それは「検索履歴」である。
「油での火の付け方」は火災と直接関係あるのでわかるとして、「道に生えている毒草」ってなに? イメージ的には道路の隙間に一生懸命咲いている一輪のきれいな花は毒を持ってて、あまり動物たちには 好まれません・・・という牧歌的な雰囲気。 そしてなんかすごくアタマの悪そうな検索ワードだが、実際にあまりヒットしなかった。 Googleで検索すると、トップの方はニュースで占められていて、23600件。 下にいっても満足できるようなものはなし。 どう考えても思いつきで検索したものである・・・。 もちろん殺人とは何の関係もなく。 こんななんとなく検索したものがニュースになるとはたぶん本人も思ってなかっただろう。 報道的には殺し方として検討された証拠、ということになるのだろうか? 事件に毒草が関係あるという記述は記事にはない。
おそらく警察の捜査だから、契約してる回線から直接検索ワードを割り出すのだろう。 ブラウザの履歴消去していればいいということではない。 怖いなと思うのは、何を検索したかをすべて知れる人がいて、それを自分の価値観でマスコミに公開できる人がいたり情報公開をさも重要でないものを重要に見せかけられるということ。
そもそもこの事件で検索履歴が取り出される意味がよくわからない。 原因として考えられるのは・・・ ・あまりに情報が少ないため、それくらいしかない。未成年の犯罪なので。 ・計画的な犯行だということが明らかになるため。ーー正直ネット検索することが計画的まではいかないと思う。 極端に言えば直前だって調べられるわけである。方法に関して計画的でも、全体的に考えると計画的とは言いがたい。 ・若者の犯罪とスマートフォンをつなげることが流行っている。ーー以前にもLINEのトークでのトラブルの様子が公開されていたりした。 たぶんほかの犯罪を犯した人も、その方法をスマホで検索してた人もたくさんいると思うが、それが問題になることはあまりない。
ただ、細かいところが気になっただけです
犯罪の原因には興味はないし、情報もないし、理解できるとも思ってない。 また被害者や加害者に対して何かいうつもりもないしその資格もない。 ただ報道の仕方が、何か作為的なところを感じた。 犯罪にそれなりの理由があったのかもしれないし、特にそれなりの理由がなかったとしても、 今までもそういう短絡的な行動に走る人間はいただろうし、キレやすい少年とかそういう文脈で語ることは、オレにはできない。 事件についてニュースで報道されているわずかなことしか知らないし、時代の流れなんて記憶に残っているニュースで曖昧に考えることしかできない。
さいごに
新しいブログになって二回目の投稿でなんか重い記事を書いた。 ふざけられない・・・。