映画 私見

ウルトラセブンにみる感性の違い

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はじめに

特撮好きな友人からウルトラセブンの話を聞いた。
セブンは、ほかのウルトラマンシリーズに比べて主人公が弱く、いろんな工夫で倒すというのがおもしろい・・・らしい。

放映が意外とかなり古い(1967)のにかなり驚いた。
あの「セブーン、セブーン、セブン!セブン!セブン!」が有名すぎるからかもしれない。

友人の話の中で、ロボットの敵が出てきた。キングジョー?
その回のセンスがすごい・・・という話で、詳細は割愛させていただく(何がすごいのかよくわからない)が、少し動画で見たところ、こいつがかなりダサい。

どうダサいか

・ずんぐりむっくり
・よくわからないパーツが飛び出している
・直線的である
・色合い(まばらな色)
・胸のライトみたいなやつ

・・・ものを投げないで!ウルトラセブンのファンの方、すみません!ただ私の感性をありのままに表現しただけでありまして・・・。
たぶん私の「ダサくないもの」も10年もすれば変わってしまうのはわかっております。ただ今現在の感想を述べさせていただくだけで。

なぜダサいか

自分が生まれ育った時代でふれる機会が多かったものがイカしてるものになっていると思う。
特に少年期で見たテレビは影響が大きいと思う。
あの時代は、デザイン的になにがかっこいいかというより、敵を倒す正義の味方がかっこいい。
かっこいい正義の味方とはこういう形をしているふうに、直感的に考える方向とは別の方向から形成される。
だから、年代によってかっこいいという形は変わる。

わからないのは、例えば初代ウルトラマンを見た世代が、エヴァンゲリオンをかっこいいかとか思うかだ。
少年期に覚えた「かっこいい」は、どれくらいの年代まで上書きされえるのか。
そもそも特撮(やアニメ)を見なくなるだろうから、そこらへんがわからない。
年をとるにつれて変わるジャンル的な違いなのか、デザイン的に受け付けないからなのか。

時代によるデザインの変化

時代が進むと技術が進歩して、乗り物を始めとする機械のデザインも変化する。
例えば新幹線なんてその最たるものだ。
同じ新幹線でもどんどん形が尖っていっている。
空気抵抗がうんぬんとか、騒音がうんぬん(同じこと?)とからしいけど。
よってこんなことを考えた。
乗り物のデザインが変わる→デザインが既成事実化?する→かっこいいと思うものが徐々に変わっていく
みたいな。
デザインの流行りの変遷において、フィクションが先なのか、現実が先なのか、意外と現実が先なのかもしれない。

新幹線がどんどん鋭く、自家用車や飛行機、電車が(工学的理由で?)滑らかで、デザインになっていくなかで、ダサさも変化していったのかもしれない・・・でもやはりロボットの説明にはなっていない。
現実にまだロボットてないわけだし・・・。ロボットに関してはフィクション優位なのかもしれない。

より小さく、薄く、より多機能、という面ではかっこいいと思うロボットは細い気はする。
例えばエヴァンゲリオン、攻殻機動隊のアームスーツ、とか。あまり出ないな。
太いのはダサい感じはする。当時の撮影技術も影響している?
とはいえ、それがかっこいいと当時の少年はおもったのだから試みはもちろん成功だろう。

これから先

これから先、どのように今のデザインがダサくなっていくのか、ちょっと楽しみながら、ほんとに受け入れられないのではないかと心配でもある。
頭のかたい老人にはなりたくないものだが・・・。

さいごに

ちょっとまとまらないが、言いたいことはひとつ。
ダサさって何なんだろう?

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