私見

明るい近未来

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進化

以前ドラマ『ブラック・ミラー』を見たときは、もう直前に迫っている未来の技術に対して、危険なもの、怖いもの、もう始まっている新しい文化に対して皮肉を感じた。
迫り来る技術に対して個人的には福音というより、弊害が大きいのではないか、適応できないのではないかと感じることが多い。
とくに周りについていけないと感じることが多いので・・・特にtwitterやfacebookとか、SNSやってなかったり(このサイトはSNSとはいえない。ひとりごとみたいなものだ)、パソコンが至上だと思ってあまりスマホ使わなかったり(最近スマホにした)。
特にLINEはサイアクなもので、喜んで使ってる?人たちがどうかしてると思っている。
だがそうみなすうちにどんどん流行から取り残されるのを感じるのであった・・・。
パソコンからモバイルへの進化へついていけなかったということは、モバイルから次への進化へも対応できないのではないかと思う。
そしてそのうちアタマが固くなって、今のオジサンみたくガラケーをポチポチやってるようになるのではないか、心配なのだ。
こんなカンタンなこともできないあの人たち異常だろ・・・ と思うのが自分の鏡なのではないかという恐ろしさ!

今回読んだ本、『<インターネット>の次にくるもの』ははその逆に、よい面、明るい面を強調している本であった。現在進行形でとんでもないことが起こっている、ということを理解できた。
技術だけじゃなくて、もともとの価値観そのものを大きく揺るがしてる、人・社会のほうがそれについていってないのだ。

ただちょっと理想的にすぎる気がするけど、10年前を考えればたしかに当時まったく予想できなかったことが可能になっていることを考えれば、あるいは・・・。

著作権

個人的に衝撃だったのは、未来の著作権に関する記述である。
「アイデアを財産・不動産のようなものとして保有するというのは間違っている」
じゃあどうやって元のアイデアを守るんだ、と思ったけど、所有者の利益を保証するやりかたはほかにあるし(技術によって可能になる)、元のものを改変していろんなバージョンができさらに、よりよいものとなっていく、ということらしい。
Wikipediaと同じ仕組み(いつでもどの版にアクセスできる。)でよりよくしていったり分派させていくわけだ。

あと、そういう法律関係で、個人情報を思い出した。
日本や欧米の法律では個人情報の企業の収集をかなり制限しているらしいが、中国ではあまりないようで、それが中国のITでの超進歩を生み出している、という記事をどこかで読んだ。
実際、北京での生活を思い出してみると、オレはあまり使わなかったけど周りの人は現金レスだったし、タクシー配車、出前などやたら先進的なITサービスがあった。
そういう規制のなさは、IT技術の進歩にはいい環境なのかもしれない。
項目の冒頭にかいた著作権も、中国はゆるいだろうし、それによって新たに中国に文化が生まれて、本家を凌駕するかもしれない。わかんないけど。

とにかく、今までの常識が通用する社会ではないということがよくわかる。
著作権のありかたもこのままでよくないというのはあるし、個人情報にとってももっといいやりかたがあるかもしれない。
技術とやり方によって、法律を随時変化させないといけない、そういう時代?

身近なものでいえば、ちょっと古いけど、ダウンロード禁止法、生レバー禁止、・・・なんか安直でヘンな法律が多いと思うのは、まず技術でどうにかしようとしてないんじゃないか、と思うのであった・・・。

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