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今頃ながら:鋼の錬金術師(2)

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シンの国

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前回に続いてアニメ『鋼の錬金術師』(2009年)について。
作中でよく出てくる、特に後半につれて重要になっていくシンの国。

フツーに考えて中国だ。
しかし多民族国家が云々とか、少数民族とか、中国では放送されてないっぽいよなあ・・・。でも中国のおみやげ売り場に売ってあってような・・。
なぜか円明園で見たんだよな。
あれをおみあげに買っていくのってどうなんだ?しかも日本語のままだった・・。
意外とそこはスルーして、中国でも見られているのかもしれない。
オレが
むしろ作中重要な働きしてたからいいねーみたいな感じで見てたのかもしれない。
我らが中国!みたいなかんじで。

外国のアニメで自分の国でてたら絶対うれしいよな。
オレもトランスフォーマーでたびたび日本が出てくるのは超うれしいもん。

リンが、シンの民は約束を守る〜と言ってたのはちょっと現代の感覚からいうと皮肉な感じがしたが、どうなんだろう、むこうの人の意識調査がしたい。
身内には約束を守るし結束固いと思うけど、まあ他人にはそんな約束を守らないよなあ・・。

敵同士が戦うかんじ

キング・ブラッドレイがまあよく出てくる。
超かっこよかったっす・・・でも早すぎてよく巻き戻したり、再生倍率を下げて見るはめに・・。
中でも印象的なのは、グリードとの戦いか(2期9話)。
ああいう、敵(味方どうしでもいい)同士が戦うのってなんかいいんだよね。
敵味方の複雑さを一気に大きくするというか、利害関係がすっきりするというか、蓋然性があるというか。
単なる主人公と敵の関係じゃなくて、第三者同士の関係、主人公は物語を語るためのひとつの視点にすぎない、ということがわかるんだよね。

あと団体戦というか、敵味方複数の戦闘が多いというのも特徴かもしれない。
これがまた戦闘に複雑さと思いもよらぬことが起きるので、おもしろかった。
ちょっとムリクリ気味なのもあったような気もするが、きのせいだろう。

弱い主人公

結局エドやアルは最初から最後まで強くないし、謀略も最後までうまくいくことは少ない。結局ゴリ押し気味になって味方が参加したりして勝ったのが多かった気がする。
好み的にはもっとずる賢くて謀略に長けたのがいいけど、こういう弱い主人公は見てて面白い。
エドは、味方し信頼を得ることで勝つタイプだ。
ここもあまり好みじゃないポイントではあるのだが(ちょっと気持ち悪い)、まあほかのキャラがすごい立っていてそこに惹かれたのだろう。
グリードやキンブリーよかったなあ・・・。
超かっこいい。
逆にマスタングが割とアマアマなのは残念だった・・。

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