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学校・会社やめたい!社会からドロップアウトな作品7つ!

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どうもKijimaです。高校〜大学まで、本気で学校やめたいということが多かったです。
結局辞めてないんで、なんかやめるやめる詐欺みたいで自分で言っててなかなか気持ち悪いんですが。

別にいじめられてたわけでも、病気だったわけでもないんですが、このまま行ってて何になるんだろう・・・行ったあとどうなるんだろう・・・って考えてたんですよね。といっても何をするという計算もなく、情熱もなく。
でも行動力、決断力?がなかったのでスクールエスケープ(不登校とも言う)しながらも、高校は卒業しました。

・・・ということで、今回は学校辞めたい!と考えている人をやめないで!と励ますのではなく、むしろ後押しするような本を8つ紹介しようと思います。
こんなのばっか読んでると辞めたくなるよ!ということですね。
ではどうぞ。

車輪の下

超エリート中学に入学した天才ハンス。
仲間とふれあううちに自らの生き方に疑問を感じたハンスはどう行動するのか・・・。

ドイツの作家ヘッセが書いた本。
勉強するうちにハンスの頭痛のひどくなってくる感じ、自然な体の働きに反している感じがすごくよくわかります。視野が広くなるにつれてある日ハッと、自分が何をしているのかわからなくなることがあるんですよね。
これヘッセの自伝的なところがあるみたいです。辞めてから結果的に詩人になれたみたいです。すごい。

舞姫

国費留学生としてベルリンで過ごすエリート官僚、豊太郎。
貧乏なドイツ美少女に心奪われ交際を続けるが、それがバレて免職される。
しかし別れれば、復職できるかもしれない。恋人か仕事か、どちらを取るか。豊太郎のとった行動とは・・・。

森鴎外が書いた本。森鴎外の実体験であるというのは有名ですね。
古文×外国という、新体験な組み合わせが新鮮。言葉遣い的にちょっと読みづらいですが、我慢です。
これも自伝のところがあるみたいです。


↑現代語訳ありました。

ライ麦畑でつかまえて


アニメの『攻殻機動隊』で大きく取り上げられていて、影響されて見た本。
高校生?のホールデンは、学校から退学処分を受け、やめることになった。
ニューヨークに行ったり、女の子とデートしたり、女の子を買ったりするが、何をやっても気分は晴れない、世間にうんざりするばかり。

アメリカのJ・D・サリンジャーの書いた本(ハリー・ポッターのJ・K・ローリングではない)。
何いってんの?とよくわからないところも多くあるんだけど、社会や大人の何もかもにイライラする感じ、すごいわかります。
語りかけるような口調が秀逸で、引きこまれます。

アルジャーノンに花束を

知的障害を持つチャーリィだったが、知能を引き上げる手術を受けたところ、飛躍的に知能が上がり、天才すら超えた存在になる。彼とわかりあえるのは同じ手術を先に受けたネズミのアルジャーノンだったが、アルジャーノンに異変が・・・。

アメリカのダニエル・キイスが書いた本。
読んで斬新に思うのが、チャーリィの日記形式となっていること。
最初は知的障害を持っていますから、ひらがなで、てにをはや句読点の位置、内容がおかしかったりするわけですが、次第に文章レベルが上がっていく様子がよくわかります。
しまいにはどこの哲学の教科書だというくらいの文章になり、まさに天才となります。

また、どうやって翻訳したのかが非常に気になる本でもあります。とりあえず、ものすごい。

海辺のカフカ


家出したカフカ少年は、気の向くまま四国へ行き私立図書館に通う。
同時に、「ナカタ」という老人や、「星野」というコメディ運転手もある目的で動き出していた・・・。

あらすじがすごく書きにくいです。脈絡がわかりづらいからかな。とりあえず不思議な世界に取り込まれる春樹ワールドなかんじなのは間違いない。
カフカ少年みたいに強くなりたい、と思います。

希望の国のエクソダス

パキスタンで地雷処理をする16歳の日本人がいて、ニュースで取り上げられた。
彼に刺激を受けた中学生たちは、インターネットで連絡を取り合い、思想を確立していき集団で学校を辞める。さらに、新たなビジネスを立ち上げ、経済的に独立、独自の経済圏を作っていく・・・。

中学生たちがすごすぎて割と共感できるポイントは少ないのですが、既存の制度に縛られず、じぶんで道を作っていき、独立を果たすのがかっこいい。かっこよすぎる。

罪と罰


ロシアのドストエフスキーが書いた本。

貧しさによって大学を辞めたラスコーリニコフ。彼の思想は「一部の優れた人間は、罪を犯しても裁かれない」というものだった。
窮乏した彼は、その思想のもとにある老婆を殺害する。しかし彼を襲うのは判事の追求、後悔、自分が本当に優れた人間なのか?ということだった・・・。

克明に心理が描かれていて、途中からは完全に移入してしまいました。最初はきつかった。眠い。
分量が超多く、正直いって最初のほうは文も長く読みづらいですが、没入するとそうでもありませんでした。
根拠なく自分が優れている、と考えてるのがすごい共感しました。
これです!と言えるものがないのに自信はあったんですよね。根拠ないのに

ラスコーリニコフの結果・苦悩を見て、自意識の一部を客観的に見ることができたと思います。

まとめ

いかかでしたでしょうか。
一部これドロップアウト?的なやつもあったと思いますが、まあ辞めるか辞めないかの葛藤が重要ということで。

直感的ではないですが、人生にはやめることが難しいものも
多いですよね。
会社に学校にバイトに、酒にタバコに、人間関係に、アレに。

一度しかない人生。何を捨てるかも重要です。吟味するために、辞める文学、いかかでしょうか。

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