ローカル協力ゲーム「Overcooked」
ブラックなレストランで、協力して料理を作るゲーム。
見下ろし型のステージで、1つの画面で複数のプレイヤー(最大4人)がひしめいて料理を作る。
SteamやSwitchでプレイできる「Overcooked」というゲームである。
オーダー通りになるように野菜を取り出し、切り、加熱して、皿にのせて出す。客が食べたあとには皿洗いも必要だ。
客に正しい料理を提供すると得点になり、時間内のノルマを達成するとクリアになる。
ステージをすすめるにつれて、新しい料理(多くの素材、加工を必要とする)、協力を阻むギミックが追加され、一筋縄ではいかなくなってくる。
例えば最初は玉ねぎを切る、煮る、皿に入れるだけのオニオンスープしかない。
後から肉(ミンチにする、焼く)、玉ねぎ(切る)、レタス(切る)、バンズが必要になるハンバーガーが出てきたりして、さらにカオスになる。
難易度が上がっても、プレイヤーができるのはキャラクターのレベルアップではなく、連携を強化することだけ。
クリアできたときの達成感は自分たちの成長を表している。
ギミックには、プレイヤー同士が壁で仕切られ壁越しにアイテムを受け渡しするしかなくなる、などがある。
例えば食材はこちらにあるが、まな板は向こうにしかない・・・などの状況が生まれる。
序盤は適当な役割分担でクリアできる。
後半はちゃんと役割を分担し、声掛けをしていかないと厳しい。
キャラの性能に違いはなく、単純にプレイヤーの戦略だけがスコアを分けるというのがすごくいい。
ステージをすすめるにつれ、一体感が高まっていくのを実感できた。
どんな人向け?
オンラインのゲームばかりで、ローカルで対戦ができるゲームというのは少ない。
PCゲーム(Steam)愛好者だが、誰か遊びに来たときにやるゲームがない。
1人用ゲームをかわりばんこにやっても、あんまり盛り上がらない。
そんな人に、おすすめだ。
コントローラーがない!という人もいるかもしれない。
だが安心だ。
コントローラーとキーボードを併用することができる。
PS3などのコントローラーやゲームパッドを持ってなくてもプレイ可能。
キーボードは2人分のコントローラーになるので最悪1つのキーボードだけでもマルチプレイができるのだ。
ちなみに、操作自体は4方向のカーソルとアクションボタン、決定ボタンしか使わないので1000円くらいで売ってあるゲームパッドを割り当てて使うことも可能だ。
価格はSteamで1680円。ダウンロードコンテンツは498円。
シンプルなゲームにしては高いと感じるかもしれない。
ゲームで生まれるコミュニケーション・一体感を考えるとそれ以上の価値はあると思う。
個人的感想
バイト先の先輩と遊んだ。
お互い初見で、大いに楽しめた。
バイト先でやってることが似ているのでさらに盛り上がったのかもしれない。
とても優しい人だったので、ミスしても建設的に意見を出していくことができた。
これが、イライラして相手を責めるような人だったら怖いかもしれない。
ゲームなのでそんなにムキになる人もいないと思うけど。
本当の料理店の人たちみたいに、ハンバーガー1つ提供します〜とか肉焼けました〜とか声を張り上げると楽しい。
実際に連携もうまくいくようになる。
料理人たちの声掛けは理にかなっていることを知ることができた(正直うるさかったりもしていた、反省)。