村上龍 読書

直感的に理解できない膨大な額を理解する方法―『あの金で何が買えたか』

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あらすじ

バブルでは、資産価値の急激な上昇と急落が起こったために不良債権が生まれた。
キャッシュフローと創造された信用の落差で、莫大な貸付金で焦げ付いた。

公的資金が注入され救済されたわけだか、多くの銀行で責任が問われることはなく、なぜ救済するのか、という国のアナウンスはなかった。

不良債権は創造された信用に浮かれ生まれたものであるのに対して、公的資金は実態のある金であり、負担しているのは国民である。

莫大な額すぎるが、額の大きさを理解することが必要だ。

この絵本では各機関に注入された公的資金の額で買えること、できることを掲載している。
貧困を救う、贅沢すぎる個人の欲望、環境問題への対応などさまざまなことが、必要な資金という共通の指標でまとまっている。

額が大きいというのはわかるが、やっぱりイメージがつかない…

それぞれの機関に注入された公的資金で買えるものが書かれているのだが、莫大すぎてやっぱりよくわからない。

例えば、22ページの「さくら銀行」の場合、公的資金注入額は8000億円で、「それで買えたもの」の内訳は、
・ワシントンポスト買収 6600億円
・シカゴ・ブルズ買収 1200億円
・タイガー・ウッズとライセンス契約 48億円
計:7848億円

という具合だ。

詳細なんて理解できるはずがなくて、とにかくその額の大きさ、なんでもできることが理解できればいいのだと思う。

また、ニュース等で見る〜の予算とか、〜災害の被害額などで参考にする数字としての使い方もある。

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