村上龍 読書

破滅的な大陸の旅―『イビサ』

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あらすじ

夜不倫に明け暮れる以外普通のOLマチコは、あるスノッブな男と出会い、パリへ行く。
しかし色々あってパリでの男の元を離れることになり、淫靡な放浪の旅が始まる…。

破滅的内容

薬物、変態的プレイ、快楽、関係性…でザ村上という感じの破滅的内容。
それにプラスしておよそ一般的なテレパスとかテレパシーとは違った、言語波というオリジナルの特殊能力や幽霊が、旅をするヨーロッパ各国で出てくるから文面を理解するだけで大変だ。

知らない概念が、知らない場所で展開されているのだから理解が難しいのは当然かもしれない。
むしろ、なぜ日本語でコレを読んでるのだろうという不思議な気持ちになる。

難しい…いつか理解できる日

旅の目的がよくわからないし道草ばかり食い、脳科学的超能力、変態がページを彩る。
文庫本で300ページ近くあり、読むのがキツかった…。

こうなると感想を書くのも大変だ。
理解できていないのに書けるわけがない。
他作品への類似性で逃げよう。

旅、村上作品で類似性を感じるのは『歌うクジラ』だ。

2100年代の日本を旅する少年―だが、あれもあまり得意ではなかった。
必要あるの?という意味不明な出来事ばかり出てくるし、目的がよくわからない。
現代日本とかけ離れていて、起こる出来事が何かを象徴しているとも思えないし、自分の人生との類似点も見出すことができなかった。

『イビサ』も同じような傾向を感じ、私にはあまり理解できなかった。
ただし、いつまでも理解できないとは思わない、時間的、経験的に差がある状態で読むと全く違って見えることはたくさん経験している。
いつか、理解できるときがくるかもしれない。

が、国内だけで生きてたらずっと理解できない気は、する。

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