村上龍 読書

ゴルフ小説

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ゴルフはスポーツの中でもテクニカルな面が強く、年をとっても楽しめるスポーツだ。
そういう特性を持ったスポーツは少なく、日本でもあらゆる場所に山を切り開いてコースが造成されている。

しかし海外のゴルフと比較すると、ズレているような部分も多く存在し、日本の歪さを象徴しているような部分もある。
…そういったことを具体的に言っているのが、村上龍『368Y Par4 第2打』だ。
例えば、打ちっ放しで年代や職業性別を問わずあらゆる人間が同時に存在して、一心不乱に練習しているようなことだ。
女子大生と、ヤクザと中年のおばさんが同時に同じことをやっている…。

日本のゴルフを批判する一方で、本来のゴルフの美しさについて映像的に描写する。

あらすじ

イベントプロデューサーの「オレ」は世界中から日本へ、いろんなイベントを招致して稼いでいる。
あるとき大物のミュージカルのディレクター、ヘンリー・ルコノが制作するミュージカルを招致することになり、ゴルフをして打ち解けようとする。

「オレ」は趣味であるゴルフを本場のヨーロッパやアメリカでプレイし楽しさや美しさに精通し、より根源的なゴルフについて考えていく。

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