日本の携帯大手4社が通信機器に関して中国製品(ファーウェイ)を排除するというニュースがあった。
アメリカの意向に沿った感じになるが根幹になる部分なのでそういうものなのかもしれない。
Huaweiのスマホを使っている身としてはちょっと不安になったので記事を確認してみた。
結論…一般スマホユーザーには関係ナシ、危険性ナシ。これからもなんの支障もなく使える。一番影響を受けるのは上場を間近に控えたソフトバンク(と株主)。
政府・携帯4社の基地用通信機器で排除する
政府が政府調達で中国性を排除することを受けて、携帯4社も通信機器を排除することを決めたらしい。
ここでいう政府調達とは軍事用とか政府用など。
あまりイメージできないが、自衛隊、調査機関の専用回線・基地局とかそういうの。
携帯4社の通信機器とは基地局用とか。たぶん一般家庭でいうルーターとかモデムの超大きいやつが該当。大量のデータが通過するのでリスクは大きい。
…つまり、末端ユーザーのスマホには関係なし。
悪用としてもあまりメリットはない。その割にリスクはでかいということで納得がいくような気がする。日本政府はアメリカの経済戦争に積極的に追従する感じではないしね。
ソフトバンク
もともと携帯各社はソフトバンクを除いて中国製品割合は少ない。
5G向けの通信機器も、似たような構成を目指していたようだ。
逆にいえばソフトバンクへの影響は大きそうなわけで、そして何より上場を間近に控えていて、ニュースバリューが上がっている。
とくに日経は経済紙だしそうですよね…。
なのでスマホユーザーにはあまり影響なく、今まで通り使えるので安心してよさそう。
まあイメージはアレな感じがするけど、コスパと使いやすさには変えられないんだよなあ…機密情報持ってるわけじゃなし。
キーワード
調べてるなかで出てきた??な言葉を、まとめた。
連邦通信委員会
アメリカの有線・無線を問わず通信関連をすべて管理している機関。
ソフトバンクがスプリントを買収するときに企業統合を承認した機関でもあり、相当範囲は広そう。
FCCと略されていてロゴは見おぼえのある人もあるのでは。
スマホの裏に印刷されていたり、よく見ると意外と身近なのかもしれない。
要するにアメリカで生産されたり使われる可能性のあるものにはついてるので、当然かもしれない。
第5世代移動通信システム
携帯通信網4Gの進化版。
参考までに…
4G 75Mbps~100Mbps(最大で1Gbps)
5G 最大で10Gbps
4Gも理想値だとすごい出るんですね…。
実際の速度は10分の1ほどなので、
5Gもそのくらいになるのかもしれない。
つまり1Gbpsくらいは普通に出そう。Netflixの4k視聴に推奨されるのが25Mbs程度なので、ちょっと使い道がわからない。
あと遅延が圧倒的になくなるらしい
正直4Gで十分じゃね?一瞬でパケ死しそう…。
と一般ユーザーは思うが、主に産業用とかIoTでの使用を想定しているとのこと。
4Gのときみたく、携帯会社が5G対応!をウリ文句にすることはないかもしれない。
むしろ電力の減りが早くなるらしいのでなおさら…。
ファーウェイ
世界的シェアを持つ通信機器・スマホメーカー。
もとは通信会社の基地局などの機器メーカーで、後にスマホに進出した。
スマホの世界シェアはアップルを抜いたこともあるくらい、いちファーウェイスマホユーザーとしてはコスパ最高だし納得。
ニュース見てると恐ろしいイメージが付きやすいが、本社は従業員が株を持つ制度で 利益が出ると社員の給料も上がる…などの仕組みで結束は強いらしい。そもそも給料いいのに、いいですね…。
日本法人はその待遇の高さで話題になる。リクナビの2018年の求人広告では新卒で40万1000円というスゴさ。
ノキア
フィンランドの世界的通信機器メーカー。
過去に携帯電話で世界を独占していたけど、スマホに乗り遅れて凋落。
でも通信機器があるので生き延びている。
ファーウェイ調達の代替としてノキアを使うところもあるらしい。
エリクソン
スウェーデンの通信機器メーカー。
12月6日に発生したソフトバンクの通信障害の原因となった。
Huawei幹部逮捕の直後のタイミングだったので混同しがち。
参考
携帯4社、中国製を排除 5G設備、政府に同調 :日本経済新聞
4Gと5Gの違いは? 早くなるだけではない進化が待っています。 - 電力比較・切り替えサイト:energy-navi