うわべだけの短期インターンに意味ある?別にいかなくてよくね?と自然な人間なら思う。とくにコストが多くかかる場合は。
 交通費、宿泊費、食費…カネの問題もあるし、そもそも長期間見知らぬ場所に滞在するのは面倒である。
 しかしそれでも行くメリットは大きい。
鹿児島から東京へ移動し1週間滞在し、夏の4つの短期インターンに参加した経験から時間とカネをかけて行くメリットと、短期インターンでは何をするかについて書こうと思う。別に多くもないし「これで受かりました!」というわけでもないのだが、地方の大学生として経験したことを伝えられればいいと思う。
※長い期間の、選考のあるインターンに行くことができればいいに越したことはない。
 選考に落ちたとか提出忘れたとかなら短期インターンでもじゅうぶんにいく価値はある、という話。
行くメリットは人とのやりとり
行くメリットはいくつかあり、じっさいの人とのやりとりから生まれる。
 とくに地方大学だとメリットは大きくなる。
刺激になる
出身校を聞いてみると、東京の有名校の人が非常に多かった。
 グループワークで合計20人と話す機会があったが、有名大学がほとんど、東京以外は広島大学だけであった。
 人口が多いから当然(日本の大学生の25%)なのだが、選考もないのにここまで多いとは思わなかった。
というわけで夏はやく来てる人は東京の高学歴な人が多い。
 東京で情報が早いのは当然として、有名企業に勤めているOBなどから情報を得ているようである。学歴はこういうところでも生きてくるんですね。
もうすでにいくつもの業種のインターンに行っていたり、チーム作業のすごい人がいたりと、刺激になる。
ビビリをなくす
また、企業や周りの就活生へのビビリをなくすのにも役に立つ。
 ビビリはよくない。本来より大きく見えて、間違った選択を誘う。
企業にビビるのはおそらく
 ・賃料の高そうなビル
 ・豪華で広い部屋
 ・偉そうなスーツ集団
 といったことが複合している。
 慣れればそうでもないのだが、経験がないと怖い。
また、ほかの就活生にビビるのは
 ・学歴
 ・アグレッシブさ
 なんだが、よく話すと小利口なだけでフツーの人間であることがわかる。
周囲とゆっくり話すことのできる、ライトで気軽な1日インターンだからこそわかることかもしれない。
インターンの流れ
だいたいの1日インターンの流れを説明していく。
 1日や2日のインターンでは主に座学とグループ活動をやる。
 内容はとくに期待しないほうがよいと思う。
座学
企業や業界についてスライドを見ながら座学を受ける。
 企業の具体的なことはいわず、ざっくりした業界の話が多い。
 正直ググれば出てくる程度の話なのでおもしろくはないしタメにもならない。
n次面接、難関なところだと自社の話をメインでするところもある。
 話としては自社関連の具体的な話のほうが面白く参考になる。
チーム活動
こういった下らないことでも順従にやる人間が必要なんです、と伝えているようなチーム活動をやらされる。まあ学生は知識も経験も実績もないから仕方ないんですね笑。
会場は長机が2つ向き合って置かれてその周りに6つの椅子が置かれているスタイルが多い。
 給食のときにやる机の並び、でOK?
 机ごとにグループになって活動を行う。会場に入ったときに君はどのグループだ、と指定されることもあれば自由なときもある。
活動は戦略カードゲームであったり、ディスカッションであったり、お題の映像を見て解決策を考える、などをやる。
 終わったあとは答え合わせや、攻略のヒントを解説することもある。
たいていはグループ活動をする前に自己紹介や話す時間があり、ほかの学生と世間話できる。
 シリアスさなどなく、軽く話せる。その時間が一番有意義だと思う。
 時期がすすむとこうもいかなくなる。
どんな服装か
少し悩むのは服装だ。
 夏はまだ気軽な雰囲気で、普段着をしているしているところが多い。
 「服装自由」だの「普段通りの格好」などいくつかバリエーションがあるが、別にヒッカケはなかった(笑)。
 服装に関してなにも書いていないものは、企業のイメージから決めるとよいと思う。
服装自由の会場にもスーツが3分の1くらいいて、スーツだと絶対に間違いはない。
 自分が行ったものはほとんど服装自由だったが、どちらかでみんな統一になったのはなかった。一人だけ〜だとちょっとイヤだろうが、まだ夏、誰もシリアスに考える人はいない。
申し込み時期はいつごろ?
1ヶ月〜2ヶ月前に応募のものが多い。
 つまり夏休みに参加するには6月〜7月に応募することになる。
 選考がないものは早いもの勝ちなので早いほうがよい。
 短期インターンは選考がないため申し込み時期は比較的遅くてもOKだが(選択肢は減る)、長期になると選考で申し込み期限が早いので注意。
選考があるようなものは交通費・宿泊費が出ることが多い。
 まず長期を優先的に応募し、埋めるように短期を入れた日程を立てるとよい。
まとめ
あまり実感することはないが、都会と地方の情報には差がある。
 少なくとも差があるという事実を早めに知っておくとよいと思う(もっと人生の早い時期で気づくべきなんだが、観光などでは気づかない)。
また、気楽な雰囲気でやりやすいうちに色んな企業のオフィスを見たり他大学の学生と情報交換しておくとよい。
 同じ労力でもあとになるとやりにくくなってくる。
 時間(と旅費)の無駄には絶対ならないと思う。
