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バイオハザード7

最近、友人の家で、噂の(ちょっと古い?)「バイオハザード7」をプレイした。 普通のテレビ画面でのプレイ。 本当はVRでプレイしたかったのだが、文句は言えない・・・。 その感想を書こうと思う。

まずオレのバイオハザードについての歴史から。 4,5をプレイ済み。1,3をちょっと。 まあにわかですね。 新しいシリーズから始めてしまったので、今頃プレステ1の画面を見ても、ゼンゼン面白く感じない。 そのままやらないまま放置。という感じ。

これが何を意味するかというと、いわゆる原点回帰という方向が、4,5の方向性の逆という側面でしか判断できないということだ。 本作が本当に原点回帰しているのか、オレにはわからない。 とりあえず言えることは、アクションな要素は少なくなっているということだ。 代わりにホラーな要素は増えた。

ホラーと言ってもいろいろある。 気味の悪さ、生理的気持ち悪さ、命の恐怖、超越的なものに対する恐怖、・・・。 バイオハザード7で強調されているのは、 気味の悪さ だと思う。 ゲーム内での敵に対する恐怖というよりは、ゲーム的・ストーリ進行には何の意味もない部屋の装飾のようなものがよく印象に残った。 何でもない部屋が怖い。

こういうのは、あまり4,5では感じなかったことだ。 5に至っては昼間っから、バイクに乗ってるゾンビ?を機関銃で撃ちまくるというところすらある。 パートナーがいて二人での探索ということもあり、完全なるアクションゲームだった。 ここで勘違いしてほしくないのは、別にアクションだからといって批判しているわけじゃないということだ。 シリーズといっても一本調子じゃなくて、作品ごとに違う毛色のものがあるのもアリだと思う。 実際、オレは7より5の方が好きだ(一番好きなのは4)。 5をしたときはうーん、なんかなあとは思っていた。 それはたぶんバイオハザードはこうあるべきというものからあまりにもかけ離れたところに違和感があるからであって、作品それ自体で見れば、純然たるアクションゲームとして見れば楽しめていた。

この、シリーズでのゲーム性の違いについて考えたこと・・・。 アクションと、ホラーは対極する要素になるときがある。 アクションが多くなる→主人公が強くなる→敵に勝てる→倒せると敵に対する恐怖がなくなる→プレイにおける舞台に対しても恐怖がなくなる という感じで。 連続体の中で、オレはアクション寄りの方が好きなのかもなあ、ということだ。 でも、「SIREN」とか「EXTERMINATION」とか、両立してるような作品もあったりして、まだほかにも要素があるのかもしれない。 あと、謎解き要素が自分にはあまり合わなかった。

また、謎をちゃんと解決するストーリーはなかなかいいですね。 ちゃんと伏線になってたんだなと。 今までのシリーズの後付け感からいうとちょっと不安もあるが、この作品内だけでいうとよかったと思う。 まあクリスは出る必要あったのかは微妙だが・・・あんた誰だよ・・・。 完全に骨格変わってて笑った。

最後に・・・このバイオハザード7では、敵の移動の遅さ、攻撃の出の遅さによってほとんどの敵をスルーすることが可能である。 さらに敵がドア越しに移動できないことがさらに逃げやすくしている。こまめにドアを閉めて移動すれば安全なのだ。 ホラー要素となる弾の少なさ、敵へのヘッドショットのしにくさ、操作のしづらさもあいまって、ほとんど逃げるのを選択してしまった。 ここらへんが緊迫感をなくしているような気もする。 以上より戦闘面でのホラーは微妙な感じがする。

7days to die

また、最近オレは「7days to die」を買って友人の家に持ち込んでのプレイもしている。 こちらはアクション・建設系のゲーム。ホラーはない。 襲い来るゾンビから、基地や拠点をマインクラフトのように建設して、打ち勝つというゲームだ。 これはかなり自分の中でいい!と思えるゲームなのだが、あるゲーム(下で述べる)と要素が酷似していて、あまり感動できるところがないのがちょっと残念。 記憶を消したらかなりワクワクして楽しめるだろう。

拠点防衛系のゲームはそもそも好きだ。 こちらから攻めるより、守る方がなんか好きなのだ。 よく、守る方が何倍も有利で楽というが、そこらへんだと思う。 攻撃側になるとやはり物資の移動、攻め方、位置の把握、いろいろあるからなあ・・・。 FPSなんかでもあまり攻めにいかず、前線の後ろくらいでプレイすることが多い。 芋る(安全な場所から動かずスナイパーなどでプレイすること)ときもある。 Minecraftが好きな人ならまず楽しめる作品だと思う。

まだあまりプレイしていないので言えるのはここまで。

Cataclysm

さらにだが、半年くらい前に自分の中でものすごいブームしたゲームを、再びこの一週間やっていた。 つまり一週間ゾンビゲーを3つプレイ・・・どうかしてる。 話を戻そう。 半年前マイブームに湧いたそのゲームの名前は、「Cataclysm dark days ahead」。 PCのフリーゲームである。 しかしフリーとは思えないくらいのボリュームの多さ、クオリティ( 絵以外 )の高さなのだ。 特に目的はなく、ゾンビの溢れかえる世界で生き残るというのがしばらくの主な目標になる。

ローグライク形式で、サクサク楽しめる。 ローグライクのいいところは、時間が実装されていることだ。 ゆっくりと決定でき、しかしその決定は何かを失うことでもある、というのがなんだか人生っぽくて好き。

早くプレイしようと思えば早く決定すればよく、テンポの速さ、ロードの速さ(ほとんどない)があってローグライクは大好き。 見下ろし型の2Dゲームだが、街や建物が作りこまれていて、下手な3Dグラフィックよりやりやすい(想像力補完?)。

このゲーム、いろんなことができる。 同じローグライクでいえば、さすがに及ばないものの、「Elona」(エロなゲームではない)があげられるだろう。 具体的には、建設、食事、射撃、乗り物作成、運転、身体改造、約20種類のスキル、クラフト。 特にアイテム数数が非常に多いのでクラフトも膨大なものになっている。 ちなみに自分はソーラーパネル、キッチン、溶接機、倉庫完備の乗り物を作成して、移動拠点にしていた。 でも敵との戦いについてはあまりうまくいかず、軍事施設・研究施設のタレットが攻略できずそのままになっている。 ちなみにこの一週間は再び新しく始めたセーブデータでプレイしたのでそれ以上の進捗はなかった。 この手のゲームは、かならずまた波が来るので、いつかクリアできる・・・のか・・・?。

さいごに

バイオハザード7だけのつもりが、ここ一週間で自分的に波が来たゾンビゲーを紹介することになった。 コンピュータとのゲームにおいて、重要なのは非対称性である。 逆はFPSなどの対称性である。

つまりコンピュータは、プレイヤーに基づいたレベルで、物量の多さを武器にしている。 それに対してプレイヤーは、考えてプレイする。

たぶんコンピュータを相手にするゲームのほとんどはそういうことだ。 プレイヤーは爽快感・達成感、生き残るという目的を得る。 その題材として整合性を与えるのがゾンビという装置なのだ。 これからも、ゾンビゲーをプレイすることになるだろう。 あらゆるジャンルと融合するゾンビゲー。 今度はどんなのをプレイすることになるのか、楽しみだ。

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