『翳りゆく夏』
ドラマ「ケイゾク」での渡部篤郎が非常にかっこよかった。
普段の気の抜けた感じ、あまりマジメにやっていないように見えて、ちゃんと裏をとって犯罪心理から犯人を追い詰めるかんじ。
ということで、彼の主演するほかのドラマを見てみた。
せっかく高画質なAmazonPrime Videoが使えるので、その中で調べた所、いくつか見つかった。
それが、『翳りゆく夏』。
5話で簡潔するので、負担はあまりない。
短く詰め込みすぎということもなく、たるみもしない、ちょうどよい長さだった。
主演の渡部篤郎は、前は凄腕の記者だったが、現在は干されて資料整理をさせられている記者という役。
そんな彼は、あることがきっかけで20年前の事件を調査するように命じられ、その事件の真実を明かしていく・・・という話。
ジャンルとしては、サスペンスになるのだろうか。
この元凄腕で、現在は一線を退いて、やる気ないって感じがケイゾクの真山っぽい。
そういう役が似合うんだよな。
かなり登場人物が多いが、ほとんど見分けがつく
登場人物がかなり多い。
が、有名な人が多く、特徴がそれぞれ違うのでラクに印象に入ってくる。
よく登場人物の名前が覚えられず、服が変わるとわからなくなるが、このドラマではそんなことはなかった。
ただ2人、例外があった。
これは最初にいわれることなので別にネタバレでもなんでもないが、連れさられる赤ちゃんの両親と、回想シーンの病院で院長と話していた証券マンがチョー似ている。
最初わけわからなかったのだが、話をすすめるにつれ明らかにそれだと話がおかしくなるし、何の説明もないので不自然だとわかった。
それくらい似ていた。
親子関係の良さ
話の暗さの割に、作中に出てくる家族関係が暖かくてよかった。
例を上げると、主人公の上司の武藤と大学生の息子とのシーン。
武藤が仕事から帰宅して、帰ってきて息子の部屋をノックして、話すというシーンなのだが、
・武藤が息子の部屋をノックして、息子がいいよーと言って武藤はドアを開けて入る→ドアにカギをかけていない(ドアにカギがついているのは確認できる)
・勉強途中(司法書士?)だったのに、勉強を中断して会話している。
・タバコを用意している。
親にこんな扱いしたことなかったなと思うのだった。カギ絶対かけてた。
また、このやり取りを見て、デスノートを思い出した。
これは壮大な反抗が始まるのではないか・・・?と。
そんなことは・・・まあ観てのお楽しみということで。
やっぱかっけえ
いちいち渡部かっこよすぎたな。
ケイゾクとはまた違った渋さだった。
出来事そのものだけでなく、渡部の表情を見て、感情の動きを想像できた。
読書とはまた違う、情報の質・量かもしれない。
↓Amazon Prime Videoでの動画。なぜか動画は4話しか出てこなかった。サムネイルは渡部と前田敦子。