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船越英一郎似の人と島根で会った話

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年末に船越英一郎と松井一代の離婚劇が世間を騒がしたことは記憶に新しいです。
松井一代のあのトチ狂ってる感じがなんとも言えなかったですね笑。

なぜこの話から始まったかというと、旅行先の島根でめちゃくちゃ似ている人と会ったからです。

松江城、出雲大社、足立美術館などすばらしい観光地の記憶が、それによって上書きされてしまったほどの衝撃でした。

その顛末を、書いていこうと思います。

島根旅行

毎年4月は父親が妹と私を旅行に連れて行ってくれることになっていました。
例年は海外に行くのですが、今年は趣を変えて、国内旅行になりました。
父が足立美術館に興味を持っていたのです。

車で8時間かけての過酷な(ドライバーにとって)旅です。
私は運転免許を持っていないので、すべて父の運転です。実に楽でした。

旅行は一泊二日で、一日目は早朝に出発し、夕方に島根につきました。
まだまだ旅館に行くには早い(そう、温泉街に宿泊することになっていたのです)と思ったので、松江市街のほうに出て出雲大社と松江城に行くことにしました。

出雲大社については『路線バス乗り継ぎの旅』でなんとなく周辺のイメージはできていましたが、予想以上に普通の場所だという印象です。
ここから神話が・・と言われるとにわかには信じられません。

8時間のドライブの後の、観光地2つはサウナと水風呂を行き来するようなもので、足や腰にキます。
私たち家族は、かなり疲れが蓄積しておりました。
そこで、飯を食べようという話になりました。

旅館の人に徒歩圏にある飲食店を教えてもらい、出発しました。
やはり温泉街だけあって?コンビニやファミレスなどはありませんでした。

目につくのはお高そうなお店ばかりです。
最初は寿司を食べる積りでした。
回らない寿司で、人生で1,2回しか食べたことがないので緊張していました。

しかし店の前に来たとき、人が5人くらい表に座っているのが見えました。
さあ世間話でもしているのかな、温泉街ってこんななんだと少し感動しました。

店の戸を開けると、狭い店内にギュウギュウに人が押し込まれていました。
そして目の前には席が埋まったファミレスにありがちな名前を書く紙が置いてありました。

そう、店の前にいる人たちは順番待ちの人だったのです。

普段は順番待ちをすることがないブルジョア(田舎)なのでああこれはダメだと思いました。
寿司は回転率のよい外食産業だといいますから、案外待ってもいけるのではないかとも思いましたが、それは回転寿司の話で、握る寿司はまた話が違うのだとそのときは思いました。腹がとても減っていたのもあるでしょう。

別の店に行くことにして、また数百メートル歩きました。
そう、この数百メートル歩いているときから、まるで磁石のように船越英一郎似の人に近づいているとは夢にも思いませんでした。

船越英一郎似がやっているお店は、ステーキ屋でした。
ステーキ屋というのがあっているかはわかりませんが、とにかくステーキやハンバーグのメニューがたくさんある店でした。

まさか店内に船越英一郎似の人がいるとは思わないまま、入店しました。
木造ということを全面に出した小綺麗な室内に、洋風ないすやテーブルが配置されていました。

いかにもステーキ屋らしい、と思いました。
入ってすぐ、船越英一郎似の人は声をかけてきました。

「何名様ですか?」
しごくまっとうです。店に入ってきたら人数を尋ねる。
外見は非常に似ていましたが、声は似ていませんでした。
マツコ・デラックスと伊集院光の声が似ているのは偶然で、外見と声は似ているとは限らないということを再確認しました。

店内に入り、注文を済ませて再度店内を見渡ししてみると、やはり似ている、ということばかりを考えます。
違和感しかありません。テレビから出てきたような・・・。

息子?ということを考えましたが、それにしては老けているし、松井一代の連れ子なので似ているわけがないと思いとどまりました。
もしかして隠し子で、この人が離婚の原因の一つになってのでは・・・?
という推理をしていると、船越英一郎似のシェフが声をかけてきました(私達家族はカウンター席に座っていました)。

「あなたたちはどういう関係性?仕事・・・?家族・・・?」
という旨のことでした。

父は50歳、私は20歳、妹は15歳?ですが、なにやら違和感を覚えたようです。
あまり似ていませんから、そう思ったのかもしれません。

それを言うなら、あなたと船越英一郎の関係は何なのだ、と聞きたくてたまらなかったのですが、あまりシリアスになっては困るな、と考えてやめました。
なにしろ家族旅行なのです。芸能人のゴシップを探りに来たのではありません。

さらに数分後、再度船越英一郎似の人はこう言ってきました。

「これが名物なんだよ、インスタ映えするよ」

と流行語を混ぜながら、変わった形のグリルを見せてくれました。
この形を言うと、ホントにインスタ界で有名だった場合、わかってしまいそう、そしてひいては船越英一郎にご迷惑をおかけしそうなのでやめておきます。

・・・しかし、物事はそう単純ではなかったのです。
全くインスタ映えしそうな形ではなかったのです。
その言ったとおりの形ではなく、歪で、言われないとわからないものでした。

いや、これはグリルの形状を言っているのではなく、今焼いている肉の形を言っているのではないか。
しかし肉の形も、どう見てもその形ではありません。
つまり、言われながら、何がインスタ映えするのか、すごいのかさっぱりわからなかったのです。

しかし何が?と聞いたらものすごく悪い気がします。
それくらい、本物の船越英一郎ばりの自信を見せているのです。

結局、アッハイ・・・スゴ、と適当、曖昧、ファジーに返して終わりました。

むしろ本人が船越英一郎似ということを推していったほうがインスタ映えするような気がしました。
でもそれはタブーなのでしょう。

謎はいっこうに解けないまま、店をあとにしました。

島根は、すごかった。

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