村上龍 読書

恋愛は自立した人間だけが可能である

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未婚、晩婚、離婚率の上昇…
すべて結婚に関することだが、男女の恋愛がうまくいかなくなったとかいうことではなく、経済状況や社会通念の変化、共同体サービスの低下…という面が大きい。
実際の恋愛に関しては、データを取るのは難しい。
数字として表に出るのは結婚だけで、恋愛を変化する現象として捉え、考えるのは難しい。

恋愛に関して、村上龍はいくつかエッセイを書いていて、あまり乗り気ではないらしいが需要があるので書くという。
話はだいたい経済やサッカー、社会的なところに脱線するが、非常に重要だと思う示唆も多い。

『自殺よりはSEX』はこれまでのエッセイの中から恋愛に関するところを抜き出したもので、総集編である。

あらすじ

さまざまな媒体の連載、単行本から恋愛に関するエッセイが抜き出されている。

・『すべての男は消耗品である。』1〜6
・『日本版PLAYBOY』
・『平凡パンチ』
・『月刊カドカワ』
・『あなたがいなくなった後の東京物語』
・『「普通の女の子」として存在したくないあなたへ。』
・『an an』
・『誰にでもできる恋愛』
・『ELLE』
・『CREA』
・『ダメな女』
・『広告批評』

1976年〜2002年(27年間!)のようだ。
さすがに多い。

単行本になっているものは読んだことがあるのがほとんどだが、単行本になっていない、未収録の連載はまったく網羅できていない。
一体どのくらいの量のエッセイを書いているのかよくわからないな。

ちなみに『恋愛の格差』に収録のエッセイは間に合わなかったのか、入っていない。

主張を大雑把にいうと、オビにも書いてあるのだが、「恋愛を最優先にしない人が充実した恋愛をすることができる」。

どちらかが依存する関係性は長続きしない。
経済的、心理的に自立することが必要で、この点において恋愛は誰にでもできるわけではない…。

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