日経新聞一面にソフトバンクが通信子会社を上場させることで投資集団化を加速させる、と書かれていた。
上場したのは知ってたけど、そういう目的なんですね。
ソフトバンクはIT企業というより投資会社。
考えてみれば純粋なITだけの企業ってほとんどない、IT(業種分類:情報・通信業)という分類は全然機能してないということについて考える。
国内IT
大手IT企業は多くの場合、ITにとどまらない業種を展開している…
楽天はカードなどの金融業で稼いでいるし(ショッピング、ポータルサイトは海外勢に敗北)、
サイバーエージェント(四季報で見たら業種メディアになっていた)はAbemaTVなどコンテンツ製作、
LINEはずっと赤字(意外)で苦戦しているが銀行などに進出しようとしている。
かつてのライブドアも何で稼いでるかよくわからないイメージがあった(じっさいは投資会社ぽかったらしい)。
海外IT
海外に目を向ければAppleはハード会社でデザイン・製造業だし、
Amazonは物流、小売、インフラ(aws)
Googleは広告代理店、
Facebookも広告代理店(一番旧来のイメージのIT企業ぽいかもしれない)、
Netflixは映像コンテンツ作成、…
それぞれ自動運転とかにも進出していてもう何がなにやらよくわからないが、ITを主な手段にしているだけで別の業種といったほうがしっくりくる。
インフラ企業化
KDDIとかドコモとかの携帯会社も、IT企業だけどあまりITというイメージはない。
ガスとか電気、インフラ企業である。
ひとくちにIT(情報・通信業)といっても全く違い、企業による差がもっとも大きい業種なのかもしれない。
まとめ
ということで他人に説明するときにたとえばIT企業に就職しようと思ってます、といったらたぶんバカっぽく思われるのでやめておこう!面接ではアウト。
同様に相手がIT企業です、という説明をしてきたらそいつは危険である。
説明するのも面倒だが、具体的にいったほうが信頼されるし頭よさげに思われるかもしれない。
でも親にはITでよい。たぶんわからない。