ユニクロ、ニトリ、ヤマダ電機…など優良小売店の質+安さに驚く。
逆に言えばここまでしないと生き残れないという世の中だ。
当然働く側が大変だが、働く側と消費側の差は大きくなっている気がする。
消費者最高。働きたくない、金がほしい…。そりゃニートが増えますよ。
『カンブリア宮殿 村上龍×経済人3―そして「消費者」だけが残った』はすごいサービスを提供して支持され成長した企業を紹介している。
小売が多く利用したことのある店も多いので、楽しんで読める。
タイトルの意味
タイトルのそして「消費者」だけが残ったとは、市民と労働者としての人間の側面が希薄になり消費者だけが残った、という意味だとまえがきで説明されている。
消費者は強く、選択肢を多く持っている。
しかし何がほしいのかは明らかにされないし、その割にすぐ乗り換える。ほんとそう。
それでも消費者のニーズを汲みとりまくり、満足を追求した企業が生き残っている企業、紹介している企業である。
比較的あたらしい会社が多いのは、転換できなかった会社がそれほど多いということでもある。ダイエーとか各百貨店とか、まさにそんな感じだったから、新しい芽が生まれた。淘汰はいいことだ(消費者にとって)。
価格と質で満足させる。
言葉で言うのは簡単だが、激ムズそうですね…。
消費者を満足させることを追求し生き残り成長を遂げた企業を紹介している。
分類は…
1.生き残りをかけるメジャー企業
2.すべては顧客のために
3.ビジネスモデルは永遠か?
4.食とサービスの新展開
になっている。
紹介企業・社長一覧
紹介されていた社長一覧。
肩書は当時のもの。
リンクはWikipediaへ飛びます。
カルロス・ゴーン 日産自動車CEO
丹波宇一郎 伊藤忠商事元会長
森稔 森ビル会長
田川博己 JTB社長
天坊昭彦 出光興産会長
似鳥昭雄 ニトリ社長
山田昇 ヤマダ電機会長
柳井正 ファーストリテイリング会長兼社長
羽鳥兼一 ガリバーインターナショナル会長
野口実 ABCマート社長
木村皓一 ミキハウス(三起商行)社長
三木谷浩史 楽天会長兼社長
鈴木敏文 セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEO
安藤宏基 日清食品ホールディングス社長兼CEO
伊東英幸 ダスキン元会長
高原豪久 ユニ・チャーム社長
吉村俊秀 チェルシージャパン社長
鳥羽博道 ドトールコーヒー名誉会長
岩田弘三 ロック・フィールド社長
中島武 際コーポレーション社長
窪山哲雄 ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナル社長
長谷川浩一 はせがわ酒店社長(※会社ホームページ)
橋本浩 キョウデングループ会長