年表
12月15日に『僕だけがいない街』のNetflixオリジナルドラマが配信開始されますね。前回のアニメや実写映画と比べて間が短いと思い、調べてみました(Wikipedia)。
2012年6月4日 〜 2016年3月4日 | 原作漫画発表 |
2016年1月 〜 3月 | アニメ放送 |
2016年3月 | 実写映画放送 |
2016年7月 〜 2016年12月 | 外伝(漫画)発表 |
2017年12月15日 | Netflixオリジナルドラマ配信 |
この表から見るに、アニメと実写映画は原作漫画の完結を待たずに制作しているようです。
アニメ版と映画版は前に見ましたが、たしかにラストが適当だったような気がします。
映画は特に駆け足感がすごかったですね。尺がないので仕方ないとは思いますが・・・。
オレはアニメでみてたからわかったけど、観てなかったらわかんなくない?
もっとも、原作見てた人からいったらアニメもかなり削られているんでしょうけれども。
ところでアニメもあんまりサスペンスという感じがしなかったんですよね。
というのも、ほぼ伏線がなかったし回収もなく、いきなり感マックスな犯人だったんですよね。
たしかに意外性はありましたけど。
納得できないと置いてけぼりになりますね。あ、そう。みたいな。
原作漫画ではもっと各所に伏線が織り込まれ、伏線回収もなされているようです。
だからこそ人気がでたのでしょうが、アニメ版ではそれがないと原作経験者の方からは不満の声が聞かれます。
Netflix版ではそこらへんがよくなると考えられます。
予告動画を見ると
見た目だけでいうと実写映画とあんまり変わってる感じがしないんですよね。
特徴的なしたっけ!や雪景色、は実写版映画とほぼ同じ。それがなかったら別の作品になってしまいますが汗。映像的に大きな違いは特に感じませんでした。もちろんトレーラー見る限りですけど。
代わりに内容が大幅に増えるということが考えられます。
予告の動画では、橋のようなところで爆発が起こっていました。
そんなシーンはアニメや映画にはなかったので、新たに追加されたのだと思います。
尺が長い(60分?)ので、そういった新たに加えられたシーンが見られるので、シリーズを見たことのない人も、見たことのある人もどちらも楽しめると思います。
また、登場人物を別の時系列・視点から描いた外伝(漫画)の内容も織り込まれる可能性があり、期待が膨らみますね。
ここまではやく3度目の映像化がなされるのはなぜか?
Netflixの発表として、アニメに力を入れるというのがあり(Netflixアニメスレート2017)、アニメ作品をリメイクしてドラマ化、独占配信する、ということがかなり多くなってきました。
日本で有名なものがオリジナル作品にリメイクされた例でいえば、
ジャニーズ出演で有名な『炎の転校生 REBORN』とか、『聖闘士星矢』とか、『悪魔城ドラキュラ ーキャッスルヴァニアー』とか。
実写かアニメかの垣根を超えてオリジナル作品にしているのが特徴的ですね。
また、『B: The Begining』は中澤一登と日本のアニメ制作会社Production I.Gが完全オリジナルアニメを制作するという例もあり、オリジナルドラマと一言にいってもいろんなパターンがあるようです。
実写映画公開後一年というはやいタイミングでリメイクしてオリジナル作品にするのは、自信の現れと、(少なくともこの作品においては)日本市場をそんなに重視していないということでしょう(ふつうサスペンスな作品でリメイクをしても不利なだけだと思います)。
Netflixは地球全体を相手にしているので、そういうことができるのです。話がでかいですね。
ところで、日本のアニメが世界に出るというのは誇らしいけど、結局世界に伝えるのはNetflix頼みです。
うまくパッケージングして、伝わりやすい形にして世界(世界っていってもその国独自の言語に翻訳したりも含まれていくので、ローカライズともいえます。)に伝える。
Netflixの本質のひとつは、そこなのかもしれません。