目次
タッチタイピングは意識的にやらないと絶対に身につかない
タッチタイピングとは、一時期はブラインドタッチと呼ばれていて(差別的なので呼称が変わりました)、いちいちキーボードを見ずにキーボードで入力することです。
パソコンで何か書いたり仕事をする人にとっては必須、できてアタリマエ、くらいのものですが、使わない人にとっては別にキーボード見ながらでもできるので後回しになりがち。
しかし長くキーボードを使っていても意識的にやらなければ絶対に身につかないことでもあります。
世の中スマホばかりで、そもそもパソコンのキーボードになれていない人も多いのではないでしょうか。
使わないといけない機会がいきなりやってくるのもタッチタイピングの特徴です。
学校の授業、課題、会社、・・・
別にキーボードを見ながらでも打てるので遠回しになりがちですが、早めに身に着けておくと絶対にソンなことはありません!
ということで、以下のステップを実行すれば2週間で高速タッチタイピングができるようになる!という方法を説明していこうと思います。
いきなりタイピングゲームをするのは間違い!まずは「メモ帳」で基礎を確実に
タッチタイピングで重要だとよく言われるのは・・・型が重要だということです。
見ないで打つので、指にとって毎回同じ環境(ホームポジション)である、ということが絶対条件になります。
これを抜くと、絶対にタッチタイピングはできるようになりません。
よくあるミスとして、いきなりタッチタイピングのゲームをしてしまうことですね。
学校かなんかでも、タイピングゲーム「寿司打」をやらされたという人は多いのではないでしょうか。
少し古いところでいうと、「キーボー島アドベンチャー」なんかですね(小学生のときやらされた)。
わかりやすい目標になり、授業としてもやりやすい(ラク)ので採用されるのだと思いますが、アレは間違っています。
たいていの生徒は、見ながらキーボードを打つようになってしまいます。
これではいつまでたってもタッチタイピングができるようになりません。
むしろ、ヘンなクセがついてしまって後々のタッチタイピングの上達を阻害することもあります。
近道をしているようで、遠回りをしているのです。
ではどうすればいいかというと・・・
Windowsに搭載されているソフト「メモ帳」です。
まずはホームポジションに乗せながらそれぞれ正しい指で「AIUEO(あいうえお)」を打ちまくります。
最初は見ながらでもいいでしょう(ホームポジションは絶対キープ)。
そしてできる!と思ったら見ないでAIUEOを入力してください。
何百回と打ちこんでいると、ハタから見るとちょっと怖いですが、気にせずやりましょう。
途中で順番を入れ替えたりしてみてもいいでしょう。
ローマ字入力の半分はこの5文字なので、この5文字が完璧になれば半分はタッチタイピングできるようになったも同然です。
次に「かきくけこ」、「さしすせそ」・・・と続いていきましょう。
さっきの「あいうえお」とどれもやってることは同じですね。
大切なのはイケる!と思ってから先に進むことです。
指に覚えさせましょう。
一通り終わったら、いっきに50音順に打ち込んでいきましょう。
そして詰まったところをまたさっきの繰り返しで体に染み込ませましょう。
50音順をまず完璧にします。あとは「、」や「。」も打っておきましょう。
キーボードを隠した状態で、キーボードが表示されるタイプのタイピングゲームをする
50音順だとゆっくりではありますが打てるようになった状態だと思います。
ここで重要なのは、絶対にスピードを意識してはいけないということです。
スピードを意識したとたんに、フォームが崩れ、悪いクセがついてしまいます。
早く打とうとするあまりキーボードを見てしまうこともあるでしょう。
なので繰り返しになりますが・・・絶対にスピードを意識してはいけません。
この段階で、 e-typing のサイトでタイピングの練習をしましょう。
このサイトがいい理由は、画面にキーボードが表示されること、タイピングの正確さを推しているところ、スコアの記録(無料の会員登録が必要)ができることです。
トップページから「腕試しレベルチェック」をクリックしてプレイしましょう。
正解率が絶対に100%になるように、じっくり考えながら打っていってください。
体で覚えるといっても、考え、思い出して打つと定着率は非常によくなります。
何回もしていると、徐々にスピードも上がっていくことが確認できるでしょう。
重要なのは正解率100%に近い状態で何回もやっていると、自然とスピードも上がってくるという点です。
ただ正確に、という意識なのは変わらないのにスピードが上がってきて非常に気持ちいいです。
好きに打ちまくる
あとは、たくさん打つだけです。
基本はできているので、何をしても上達していきます。
特に努力を感じるところないので、ここまで来ると楽しい世界が広がっています。
普通に仕事などをしてもいいし、SNSやブログで文章を書いてみるのもいいでしょう。
タイピングゲームもいいと思います。
個人的に画期的でおもしろかったのは typingtube (タイピングチューブ)ですね。
なんと、Youtubeの動画でタイピングゲームをすることができるのです。
曲の歌詞が表示されるのでそれを打ち込んでいくというわけです。
カラオケのタイピングゲーム版、というとピッタリくると思います。
異常に難しいのもありますが、好きな音楽を聞きながら慣れ親しんだ歌詞を打つことができるので楽しく続けられます。
ランキングもあるので登録するのもいいでしょう(ランキングのレベルが高すぎて絶望することも)。
続けていると、さらに早くなっていくことでしょう!
仕事や宿題は今までよりはやく終わり、手書きより文章を書くのが早くなってネット上で意見を発信することもできるようになります!
まとめ
最重要なのは、絶対にキーボードを見ないこと、基礎をしっかりと固めることです。
最初からゲームなど楽しそうなものをやっていてはいっこうに早くなりません、すぐ頭打ちが来てしまいます。
これからは音声入力!という向きもありますが、こういう「技術を身に着けた」ということ自体が自信となり、ノウハウとなるものです。
音声入力に移り変わっても(あるいはそれ以後の全く新しい入力方法にも)、ノウハウがあるので新しい入力方法でもマスターすることができるでしょう。